保育園を選ぶポイント

私の娘は認可こども園の年中クラスに在園しています。
0歳5ヶ月で江東区の認可保育園に入園。年少クラスの夏に転居のため渋谷区の認可こども園に転園しました。転園時は途中転園だったので選択肢はなく、空いていたところに入りましたが・・・。

0歳で入った園は当時いわゆる『不人気園』で他の園に比べて倍率も非常に低かったです。
園庭がないのもその理由の一つだったと思うのですが、私は見学に行って園の保育内容を確認した上でこちらの園を第一希望にしました。通わせた結果は非常に満足しています。

同じ認可保育園なので、保育料も区によって違うもののさほど変化はありません。
転園してみて、内容が異なる点が多くて驚きました。

来年4月入園にあたり、いま保育園を選んでいるご家庭も多いと思います。
0歳、1歳を入園させようと思う方に、保育園選びの参考になればと思うことを書き綴ってみたいと思います。

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どの園にしようかな〜??

保育園を見学するときのポイント

自分の子供がどんな場所に通うのか、事前に見学しておくことをおすすめします。
私は出産前の時間などを使っていくつか保育園の見学に行きました。

自宅からの距離

ここを重視する方が多いと思います。ただ、私は通勤に利用している駅から近い保育園がいいと思いました。その理由は送りではなくお迎え対策です。
お迎えの時間にはリミットがあります。その時間を1分でも過ぎると延長料金が加算されます。
私は18時30分のお迎えでしたが、駅から近い保育園を選んだので仕事がギリギリになった時に本当に助かりました。

園内の清潔度

複数見学しましたが、意外にごちゃごちゃと片付いていない園も多いです。
乳児がいるので仕方ないと思われるかもしれませんが、臭いがキツイ園も・・・。※実は4園見学して3園は臭いが・・・^^;
最終的に選択した園は整理整頓が行き届いていたのと、臭いが全く無かったことがポイントでした。
清掃の方の様子を見ていると、床掃除だけではなく、手すりやドアノブまで消毒をまめに行っており、衛生面での安心度が高いと判断しました。

幼児クラスの様子

0歳の場合は『0歳クラス』のみを確認する方が多いようですが、子供が入園した場合どんな雰囲気で教育されるのかを見るには年少以上の幼児クラスで何をするのかを聞いておくと良いと思います。
子供が入園した園は2歳クラスからリトミックが始まり、3歳からは英語や食育・体操のクラス、4歳クラスからはお茶やサッカーの授業も入るということを聞きました。長い時間預けているので、いろいろな体験ができる方がいいなーと思ったのもこの園を魅力的に思った点です。
※現在は4歳クラス(年中)からお絵かきの授業もあるようです。
また、楽器の指導や人前で発表する機会を多く設けるなど様々な取り組みをしていると聞きました。

園庭が無い園だったので、普段どうしているかも聞きましたが、こちらはホールが非常に広く、子どもたちが思い切り走り回れる環境がありましたので不安はありませんでした。

転園後のこども園ではこのような教育カリキュラムが一切なく、楽器も年長になってから少しやる程度。
同じ認可保育園でも大きく異なることに驚きました。費用は同じですから・・。

園のイベント

以前の園はイベントが多く、子どもの成果を確認できる場が多いと感じました。
現在の園はイベントは少なく、あったとしても短い時間で終了するものです。
ただ、短い時間で終了するというのは良い場合もあり、習い事をしている家庭の場合や土日に仕事をしている家庭は園のイベントは少なく、短いほうがいいと考えている方もいます。このあたりも事前に確認しておいたほうが不満が少ないでしょう。
わが家も年中になってから習い事が忙しくなり、園のイベントが短くてありがたく思った時もありました。

保育士の体制

以前の園では年中以上は担任が一人という体制で、不足の際は主任の先生が補助していましたが、現在の園では前の園に比べて1クラスあたりの担任がひとりずつ多いです。
保育士の体力的消耗も少なく、先生同士で話し合ったり分担できたりするので精神的な負担も少ないように思います。そのせいか、以前の園では途中で辞めてしまう先生も多かったのですが、今の園では辞める先生はいません。

延長のルール

仕事が立て込んでくるとスポットで延長保育を依頼せざるをえない場合があります。
その時にどういうルールで受け入れてくれるのかを事前に確認しておくと良いと思います。

前の園は、当日の15時頃までに電話をすれば誰でも延長を受け入れてくれました。
延長料金は30分500円。夕食は300円で追加できます。2時間延長すると夕食込みで2,300円。

今の園は1日5人まで。 それ以上は受け入れ不可。空いていれば当日受付も可能。
延長料金は1時間500円。2時間1000円(夕食込み)。

緊急での延長が出来ないのが厳しいですが、今の園は夕食込みで前の園の半額以下で済みますので費用的に非常に大きいです。私は現在イラストレーターの仕事をしていますので、締め切り前後に延長を頼む可能性が高く、締切日前に予め延長予約をしておくようにしています。

配布物の確認

毎月園だよりや給食の献立表が配られます。可能であれば少し見せてもらうと園の雰囲気がすぐにつかめると思います。
給食の献立も前の園は毎日異なるメニューが出ていましたが、今の園は半月分の献立で、1ヶ月回します。月に2回同じメニューがでると言うわけです。
ただ、今の園はおやつが1品多く出ますので、子どもたちの満足度が高いように思いました。

0歳・1歳児の場合

粉ミルクの銘柄指定ができる場合があります。園によっては母乳を持ち込めるところもあるようです。
子供が0歳時の時は哺乳瓶の指定も出来ました。子どもの飲みやすさも個人差があるので、柔軟に対応していただけたと思います。
また、おむつゴミに関しては園で処分をしてくれていましたが、園によっては持ち帰りとなることもあります。電車での通園をされる方はこの辺りもご注意されたほうが良いかと思います。

園長先生の話

見学に行くと園長先生(または主任の先生)が説明してくださることが多いと思います。
この時に自分の園に対してしっかりと語ってくれる園長がいる園は間違いないと思います。
特に教育方針や、子どもたちへの想いが強い園長先生がいると部下の保育士たちにも伝播します。

少し長くなりましたが、ご参考になれば幸いです。
人気のある園が、必ずしも良い園というわけではありません。
両親が子どもをどう育てたいのか、生活のスタイルにその園が合うか、共感できる部分が多い園に出会えるようご両親の目でしっかりチェックをされることをおすすめします!

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最終的には子どもたちが楽しそうにしていればOK!と妥協も必要です!

ABOUTこの記事をかいた人

漫画家・イラストレーター。 早稲田大学卒業後(株)三越勤務。結婚を機に退職した後ソニーに勤務。 エンターテインメントロボットAIBOのWEBサイトデザイン・制作を中心にWEB関連の業務を歴任。