ハーモニー・オブ・ザ・シーズ号 処女航海乗船レポート(3)ロンドンに前泊後サウサンプトンへ

ビクトリアステーションに到着後、スーツケースを引きながらホテルに向かいました。

ホテル選び

この日宿泊するホテルは『ブレア ヴィクトリア & チューダー イン ホテル』というホテル。

2月にクルーズの予約をしたあと、ロンドンで前泊しようと思ってホテルを探したのですが満室続き!
この日はイギリスの祝日だということで、ホテルは早くから埋まってしまっていることが多いことを知り焦りました。
どうしよう・・と悩んだところに最安値のホテルが1室空いておりましたのでとりあえず予約。

そのホテルの口コミを見ると

「最悪!もう泊まりたくない!」

「良い所は立地。それ以外は無い」

などという辛辣なものばかり。安いし(と言っても、それなりの価格はしていましたが・・)、寝るだけと割りきっていざホテルへ。

ホテル到着

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あら?思っていたよりかわいらしい外観・・・。

入り口には「今夜は満室です」の張り紙が。

フロントにはインド系というか中東系というか・・?そんな感じの方々。
予約している旨を伝えると、部屋の鍵をくれました。

スタッフさんのひとりは娘のパルリのほっぺたが気になるようで、手続きしている間指でツンツン押してました^^;
別のスタッフのかたはキャンディを娘にたくさんくれました。

部屋の中

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Wベッド1つにシングルベット1つ。狭いのでスーツケースを同時に2つ広げるのは相当困難でした。
ベットカバーの下にはシーツのみ。毛布は奥のタンスの中に入っていました。1枚だけ・・・。
寝るだけなら我慢できる範囲でしょうか。

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トイレと・・・

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お湯が出るか不安感たかまるシャワー・・・。
アメニティ類はありませんでした。

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オイルヒーターがありました。意外と部屋がよく暖まり、助かりました・・・。

引き出しのベニヤが剥がれているのがみえますでしょうか?部屋中、こんな感じのところがあちこちに見られます。

インスタントコーヒーやシュガーも置かれていましたが、埃をかぶっていていつのものかは不明。ポットがあったので、ボトルウォーターを近所のスーパーで買って沸かしてコーヒーを飲みました・・・。

「あばら家」という懐かしいワードが久々に脳裏に浮かびました。。

最大のトラブル

部屋のドアが開かない・閉まらない!!←これが頻発!

まるで『おおきなかぶ』の如く、家族で力を合わせて引いたり押したり・・・。
しかし、それでもまったく手に負えない時が一度あったのですが、スタッフの人に伝えたところ一瞬ぐっと力を加えた感じがしたあと、カチャリとドアはすんなり空きました。
どうやら秘伝のコツが有るみたいです。

ロンドン観光

入国審査に非常に時間がかかってしまったため、ホテル到着が18時すぎ頃になってしまいました。
この日は20時からのロンドン観光バスを予約していたので焦ります。
本当はいろいろと行ってみたい店があったのですが、とりあえず集合場所まで歩いて行く事にしました。

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バッキンガム宮殿の前を通り・・・

ホテルリッツの前から出ている観光バスに乗りました!

私たちが予約した観光バス。

ロンドンの夜景を2階建てバスでめぐる!市内観光ナイトツアー<ロンドン発>

VELTRA経由で予約しました。

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この後予約している人たちがどんどん乗り込み、2階はほぼ満席に。
左側の座席のほうが名所を眺めやすいように思いました。

ナイトツアーなのですが、20時出発でもこんなに明るいです。果たして夜景は観られるのか・・!

名所・名所の嵐!

バスはロンドン市内の有名なスポットを次から次へと回ります!

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ウェストミンスター寺院。世界遺産です。
ハリーポッターの世界が広がります。イギリス歴代の王の戴冠式がここで行われています。

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ビッグ・ベン。
ウェストミンスター宮殿にある大時計台です。イギリスの象徴ですね。

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 橋を渡りながらロンドン・アイを臨む。1999年に開業した当時世界最大の観覧車。

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橋を渡りきったところで、バスが停まり

「ここがベストショットが取れる場所です」とアナウンスが入ったので、皆立ち上がって写真を撮っていました。

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セントポール大聖堂。英国国教会の聖堂です。

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タワーブリッジをくぐります。

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世界遺産であるロンドン塔を外から臨みます。
イギリス王家の様々な政争を見てきた場所・・・。

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21時30分頃、再びビック・ベンの横を通りました。

ようやく日が暮れて「ナイトツアー」の名にふさわしくなってきました。

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トラファルガー広場。

非常に見えづらいですが写真下部に有名なライオン像が写っています。
私の最初の就職先である三越を象徴するライオン像はここのライオンたちがモデルになって作られたものです。

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ピカデリーサーカス。
有名なネオンサインが夜の街に輝いています。

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このあたりをぐるりと回り、街の雰囲気を堪能しました。

このツアーにご興味がある方へ注意

名所と呼ばれる場所を効率的に回ってくれますし、随所でアナウンスが入り楽しめます。アナウンスは英語ですが、観光客向けなのかゆっくりと分かりやすいものでしたのでだいたいはわかると思います。

おすすめツアーですが、以下の点に注意されるとより良いと思います。

・ベストポジションは左側一番後ろの席
左側のほうがスポットが見やすかったのと、時折「後ろを見て下さい」というアナウンスが入ったので。
私たちはたまたまこの場所に座っていたのですが、ベストだったと思います。

・防寒対策をしっかりと!
口コミをみると皆さん「寒い!」と書かれていましたが、本当に寒かったです!
カイロを持って行ったのですがそれでも寒かった・・・。
カーディガン2枚にウィンドブレーカーを羽織っても寒く、途中で2階席から離脱して1階に行く人もいました。
5月末でこの有様ですから、冬に行かれる方は・・・。本当にお気をつけ下さい!

・なかなか夜にならない
今回、20時発のバスに乗りましたが、この時点でまだ「昼」。
ナイトツアーの感じがなかなかしませんでした・・・。
終盤ようやく日が暮れましたが、夜景を楽しみたい方は21時ごろ発のバスが良いかと思いました。

ホテルに帰ったのですが、シャワーを使う気にならず、歯磨きと洗顔だけしてそのまま休むことに・・。

ホテルの朝食

朝を迎えましたが、なんと朝食がついているとのこと。
え?そんなサービスが・・・!と驚きつつ、「朝食は下でご提供してます。」と書いてあるので地下のお部屋へ・・。

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おそるおそる階段を下り・・・

テーブルに座ると、女性スタッフが焼いた薄い食パンを持ってきました。

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パンがなくなるとおかわりをどんどん持ってきます。

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パン以外のメニューはシリアル。

以上。

食パンとシリアルのみです。一応バターとものすごく透明度の高いジャムもありました。
薄味のジャムというのもなかなか刺激的です。

コーヒーとミルクとジュースもありました。

食事をすませて、サウサンプトンに向かうためホテルを後にしました。

口コミでは「最悪の対応」などと書かれていましたが、娘のパルリのことをなぜか従業員の人達が気に入り、別れを惜しんでくれました。
本当に1泊、寝るだけ・・と思うなら大丈夫かと・・。
ただ連泊はちょっとキツイなと思います。

ビクトリアコーチステーションからサウサンプトンへ

National Expressのコーチバスでサウサンプトンに向かいます。
日本から事前にオンラインで予約しました。

予約方法は実にかんたんで、日本で乗換案内のサイトを使ったことがある方ならかんたんに予約できると思います。
到着時刻か出発時刻と行き先を選ぶと、バスの候補が出てくるので、選択して購入するだけです。

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 ビクトリアコーチステーションの外観。

道路が渋滞していて、3時間近くかかってサウサンプトンに到着しました。

娘の乗り物酔いは想定していましたが、意外と揺れる車内で夫もバスに酔い・・・。

酔ってからも効く「トラベルミン」を持ってきていて本当に良かったです。

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ここから港はどこかな・・と地図を広げるまでもなく・・・

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「ここでーす」と言わんばかりに巨大な船が建物のように鎮座しておりました。

いよいよ乗船します!

ABOUTこの記事をかいた人

漫画家・イラストレーター。 早稲田大学卒業後(株)三越勤務。結婚を機に退職した後ソニーに勤務。 エンターテインメントロボットAIBOのWEBサイトデザイン・制作を中心にWEB関連の業務を歴任。